デジタル回路設計者の主な仕事は、電化製品に搭載するLSIの設計や、それを搭載する電子基板の設計、その評価などが主な業務となる。
その設計は、おおよそ製品が販売される半年前から開始され、まず最初に着手される設計業務はLSIの設計であり、その時期はだいたい4月から6月にかけてとなる。新製品がリリースされる時期は、9月から12月となるが、その時期になるのはコンシューマーエレクトロニクスショーなどに代表される電気製品の展示会が、秋から冬にかけてに集中するからである。LSIの開発業務は4月から開始され約3ヶ月の期間がかかる。

その後、それを搭載したプリント基板設計を行うが、これには設計に1ヶ月、製造・評価に約2ヶ月かかる。その後、電気機器全体での評価や、EMIなどの各種規格の対策および申請作業を行うことでやっと製品化へとこぎ着けるわけである。この一連の開発業務の中で最も忙しい時期はLSI開発業務期間だ。毎日残業続きで、休日出勤を余儀なくされることもある。

製造業によっては、LSI設計者と、プリント基板設計者が別々にいることもあるが、プリント基板設計には、LSIのことをよく理解している人が設計するのが早いため、LSI設計者が自ら設計することが多い。中には、LSIを動作させるためのソフトウェア設計も併せて行うこともあるほどだ。多くの製造業がこのスケジュールで設計業務を行っているため、デジタル回路設計者の求人も春先に多く出るのが一般的だ。
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